介護職の転職で面接が苦手な方へのアドバイス

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転職の必要性を感じているにも関わらず、漠然とした不安から行動を起こせずにいる人は少なくありません。

不安を払拭し、気持ちを楽にして転職活動をするための第一歩は「転職活動を正しく理解すること」です。

転職に不安を感じている人の多くは、「面接」と「不採用」を恐れている傾向にあります。

しかしその不安は、多くの場合は「転職活動に対する誤解」から生じているのです。

ぜひこの記事を最後までご覧いただき、転職活動を正しく理解し不安を払拭していきましょう。

この記事の信頼性
  • 介護業界20年、現役の居宅介護事業所管理者 兼 相談支援専門員が執筆。
  • 持っている資格:ホームヘルパー2級、介護福祉士、ケアマネジャー、相談支援専門員
  • 介護業界で面接を担当した人数は150名以上
  • 介護業界で転職を3回経験
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「面接は怖い」は誤解

まず、転職活動において多くの人がストレスを感じるのが面接ではないでしょうか。

質問にうまく答えられそうにないし、弱いところを突かれると困っちゃうんだよね…

このような理由から過度に緊張したり、中には恐怖を覚える人もいるでしょう。

しかし誤解してはいけないのが、「面接は相手からの一方的な質問に答えるものではない」ということです。

逆に、仕事に対しての自分の考えやこだわりを伝えるチャンスと捉えましょう。

面接はお互いの自己紹介の場

自己紹介をする時に、いきなり嘘をならべる人はいませんよね。

面接は自己紹介の場でもありますから、ありのままの自分を知ってもらえばいいのです。

決して自分を身の丈以上に見せる必要はありません。

でも、自分の経歴やアピールをうまく話せないんだよね。

それなら、面接時に提出する応募書類をしっかりと作り込めばいいのです。

応募書類の書き方によっては、面接で自分が聞いて欲しいことを聞いてもらう流れに持っていくことも可能です。

それでも弱いところを突かれることもあるよね…

弱いところを突かれて困るという人は、「うまくごまかさなければ」「なるべく隠さなければ」という気持ちがあるのではないでしょうか?

しかし前述したように、面接では「ありのままの自分」を知ってもらうことが大切です。

つまり、弱いところは素直に認めてしまえばいいのです。

その上で「今後はどうしていきたい」という意欲をしっかりと伝えれば、意外とカバーできるものです。

転職活動はマッチング

面接の結果、不採用になったらショック…

その気持ちはよく分かります。

しかし採用選考において、「不採用=人格の否定ではない」ということは理解しておきましょう。

採用はマッチングです。

たまたまその時点では求人のニーズに合わなかっただけのこと。

もっといえば、「自分に合わない会社に間違って採用されなくて良かった」くらいに捉えておきましょう。

実際に優れたキャリアを持つ人でも、10社応募して内定を得られたのは2~3社ということも珍しくありません。

大切なのは、不採用になった場合にその原因を分析し、次の選考に向けて対策を練り直すことです。

お試し転職活動のススメ

面接と不採用の不安は無くなったけど、まだ転職活動を始めるか迷ってるんだよね…

このように迷っている人は、今の会社を辞めることになるなどの何らかのリスクを恐れているのだと思います。

そういった場合は、「お試し転職活動」をオススメします。

お試しであれば会社を辞めるなどのリスクはありませんし、結果として迷いが吹っ切れる場合もあるからです。

筆者が面接を担当した転職希望者の中には、複数の会社から内定を得たにも関わらず「転職はやめて今の職場に残る」という選択をする人もいました。

理由を聞いてみると、転職活動を通じて外の世界を見たことで視野が広がり、その結果、自社の良さを再確認できたからだそうです。

転職活動とは、普段なら会わないような人と話せるチャンスでもあります。

他社の人と接したことで、新たな発見があったり、知見が広がり自己成長につながることもあるでしょう。

人材を積極的に採用する会社では、新たなチャレンジをしたり独自性のある戦略を展開していたりする会社もあります。

そういった会社の経営者や社員と話をし、プラスの刺激を受けることも「お試し転職活動」のメリットです。

そして「お試し転職活動」の最大のメリットは、「自身のキャリアやスキルの市場価値」を知ることができること。

まずは、知らない世界をのぞいてみるという目的で転職活動を始めてみてもいいのではないでしょうか。

実際に転職するかどうかは、後になって考えればいいのです。

まとめ

今回は、誤解から転職活動に踏み出せない人に対して「不安を取り除く」ことをお伝えしました。

最後に、内容を簡単にまとめます。

「面接が怖い」は誤解
  • 面接は相手からの一方的な質問に答えるものではない
  • むしろ仕事に対しての自分の考えやこだわりを伝えるチャンス
  • 面接はお互いの自己紹介の場
  • ありのままの自分を知ってもらうことが大事
  • 弱いところは素直に認めて今後どうするかの意欲を示す
不採用を恐れない
  • 不採用になっても人格を否定されているわけではない
  • 採用はマッチング
  • たまたまその時点では求人のニーズに合わなかっただけ
  • 不採用になったら原因を分析し次の選考に向けて対策を練り直すだけ
お試し転職活動のススメ
  • お試しならリスクゼロ
  • 転職活動を通じて外の世界を見たことで視野が広がり、その結果、自社の良さを再確認できることも
  • 普段会わないような人と話をして刺激を受けることで自己成長できることも
  • 最大のメリットは「自分の市場価値を知ることができる」こと

転職活動は転職に非ず。

活動するだけならノーリスクですので、迷っている人は積極的に動いてみてはいかがでしょうか?

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

高齢者デイサービス、高齢者訪問介護を経て障害福祉業界に20年携わっています。
現在は、居宅介護の管理者 兼 相談支援専門員として活躍しています。
資格は介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)、相談支援専門員を所有しています。
介護業界に身を置いている経験から、現役介護職に向けて情報を発信しています。

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