SNSの口コミで判断する?介護転職エージェントの信頼性を見極めるポイント

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介護業界での転職を考える際に、介護転職エージェントの存在は非常に頼りになる存在です。

しかし、その中でもどのエージェントを選ぶかは慎重に考えなければなりません。

一方、SNS上にはたくさんの口コミが投稿されており、その情報を参考にする人も多いかと思います。

しかし、SNS上の口コミ情報を全面的に信用することは危険かもしれません。

本記事では、なぜSNS上の口コミ情報には注意が必要なのか、その理由を詳しく解説します。

この記事の信頼性
  • 介護業界20年、現役の居宅介護事業所管理者 兼 相談支援専門員が執筆。
  • 持っている資格:ホームヘルパー2級、介護福祉士、ケアマネジャー、相談支援専門員
  • 介護業界で面接を担当した人数は150名以上
  • 介護業界で転職を3回経験
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なぜ転職エージェント選びに信用できる情報が必要なの?

まずは、信用できる情報の重要性を解説しましょう。

転職エージェントは、求職者が自分に合った職場を見つけるために非常に重要な存在です。

転職エージェントに登録することで、求人情報の提供や面接のアドバイス、履歴書の添削、条件交渉など、求職者がスムーズに転職活動を進めるためのサポートを受けることができます。

ただし転職エージェントは多数存在しており、サポートの質や手数料なども大きく異なるため、適切な転職エージェントを選ぶことが非常に重要です。

転職エージェントの選び方を間違えると、転職活動がスムーズに進まなかったり、適正な待遇や条件での転職ができなかったりする可能性があります。

そこで頼りになるのが信用できる情報です。

信用できる情報を参考にすることで、自分に合った適切な転職エージェントを見つけることができる可能性が高まります。

情報を集めるのは大切だね!

かえるパパ

ところで、どうやって情報を集めているの?

SNSが多いかな。気軽に実際に利用した人の感想を見られるし便利だよね。

かえるパパ

SNSの口コミを見る人は多いよね。他にはあるの?

あれ?そういえば他は見てないかも…

かえるパパ

SNSだけで情報を集めるのはちょっと信頼性に欠けるかもしれないね。

なぜSNSの口コミを全面的に信用してはいけないの?

SNSの口コミには、次のような問題点があります。

  • 匿名性の問題
  • 個人差の問題
  • 批判が過剰になる問題

それぞれ解説していきます。

匿名性の問題

多くのSNSでは、利用者が自分の本名や個人情報を公開せずに仮名やニックネームなどの別名を用いて活動しています。

本名ではないがゆえに、自由に意見を発言したり情報を共有したりする人は多いと思います。

一方で、匿名性が高いことをいいことに、悪意のある投稿や誹謗中傷、フェイクニュースなどを拡散する人も一定数存在することも事実ですよね。

そういった悪意のある投稿には、以下のような心理が考えられます。

競合の意図

競合他社の関係者やファンによって、商品やサービスの評価を操作するためにフェイク口コミを書くこともあります。

これは、自社の評判を上げる目的だけでなく、競合他社を攻撃するためにも行われます。

個人的な恨みからの報復行為

サービスや商品を利用したことがある人が、個人的な理由から報復行為として口コミを書くことがあります。

特に、自分が不利益を被ったと感じた場合や、サービスや商品に不満を持った場合に起こりやすいです。

サポート不足や対応不備からの不満

サービスや商品に関する問い合わせやクレームに対するサポートが不十分だったり対応が遅かったりした場合、その不満がSNSの口コミとして表現されることがあります。

特に、長期間にわたって問題が解決しなかった場合には、不満を表明するために口コミが書かれることが多いです。

以上のように、SNSの口コミには悪意のある口コミが存在することがあるので注意しましょう。

個人差の問題

前述した悪意のある口コミの場合ではなく、本当に感じたことを素直に投稿されていた場合でも判断に迷うことがあります。

それが、個人差の問題です。

例えば、あるサービスに対して一部の利用者からは高評価の口コミが寄せられている一方で、別の利用者からは低評価の口コミが寄せられているパターン。

このような場合、SNS上での評判が一様ではなくどちらを信じるか迷ってしまうことがありませんか?

かえるパパ

どうしたって個人的な好みや嗜好には差があるからね。

口コミを投稿した人ひとりひとりの性格や嗜好を把握することは難しいですからね。

以上のように、SNS上の口コミは個人差によって評価が異なることがあるため、注意深く判断する必要があります。

批判が過剰になる問題

SNSの投稿では、批判が過剰になる傾向があります。

それは、以下のような理由によって引き起こされます。

  • 匿名性が高いこと
  • 情報の偏りがあること
  • 集団心理

SNSでは本名や顔を明かす必要がなく、自由に批判や非難の言葉を投稿することができますよね。(匿名性が高い)

このような批判的な投稿には同調する人が集まりやすく、拡散されやすい傾向にあるのです。(集団心理)

また、SNS上の情報は、個人的な意見や主観的な評価が含まれるため偏りが生じることがあります。

特に批判的な口コミは、その商品やサービスに不満を持っている人が積極的に投稿する傾向があります。(情報の偏り)

以上のように批判的な口コミが多数投稿されると、その商品やサービスが本当に悪いのかどうか客観的に判断することは難しいと言わざるを得ません。

では、これらのような問題をクリアしてSNSの口コミを参考にするには、どのようなことに注意すればいいのでしょうか?

SNSの情報を参考にするにはどうすればいい?

SNSの投稿の中でも、もちろん参考にできるものはあります。

参考にできる情報と判断するには、以下のことに注意して取捨選択しましょう。

  • 投稿者のプロフィールや履歴を確認する
  • 複数の情報源を参考にする
  • 客観的な情報を重視する
  • 評価基準を明確にする

それぞれ解説していきます。

投稿者のプロフィールや履歴を確認する

SNS上の投稿者のプロフィールや履歴を確認することで、投稿者の基本情報や興味関心などを把握することができます。

投稿者の職業や年齢、趣味や好きなものなどから自分を重ねてみましょう。

また、投稿へのコメントやその返信なども判断材料になります。

かえるパパ

投稿に直接コメントで質問して、補足説明を求めるのもいいかもね。

コメントに返信が無かったり、返信内容に疑問がある場合は再度検討する必要があるかもしれません。

以上のように投稿者のプロフィールや投稿の履歴を確認することで、投稿の信頼性や偏りを判断することができます。

ただし、投稿者の情報が完全に公開されていない場合や、虚偽の情報を記載している場合もあるということも覚えておきましょう。

複数の情報源を参考にする

複数の情報源を参考にすることは、SNSの口コミに限らず情報収集全般において重要なポイントです。

以下に、複数の情報源を参考にすることがなぜ重要なのか、そしてどのように参考にするかについて解説します。

偏った情報に陥りにくい

ある一つの情報源からのみ情報を得ると、その情報源の持つ偏りやバイアスが反映された情報しか得られません。

そのため、偏った情報を得る可能性が高くなります。

複数の情報源から情報を得ることで、異なる視点や意見を得ることができ、偏った情報に陥りにくくなります。

確認できる情報の信頼性が高くなる

複数の情報源から同じような情報が得られた場合、その情報の信頼性が高いと考えられます。

また、一つの情報源から得られた情報に対して他の情報源で矛盾する情報が得られた場合には、その情報源の信頼性が低いと考えられます。

複数の情報源から情報を得ることで、信頼性が高い情報を選択することができます。

情報の幅が広がる

複数の情報源から情報を得ることで、情報の幅が広がります。

たとえば、特定の商品についての情報を得る場合に、一つの情報源から得られた情報だけでは商品の特徴や欠点などの情報が限られることがあります。

複数の情報源から得られた情報を総合的に考慮することで、より詳細な情報を得ることができます。

以上のように、複数の情報源を参考にすることで偏った情報に陥りにくく、信頼性の高い情報を選択することができます。

また、情報の幅が広がり、より詳細な情報を得ることができるため適切な判断を行うことができます。

このように、複数の情報源から得られた情報を総合的に考慮することが重要です。

客観的な情報を重視する

SNSの口コミの中には、個人的な主観や感想に基づいたものが多くあります。

そのため、客観的な情報を重視することが重要です。

具体的には、以下のようなポイントがあります。

サービスの仕様を確認する

サービスについての情報は、知りたい求人サイトのホームページなどで確認することができます。

サポートや求人数など明確な情報を確認することで、自分にとって重要なポイントを把握し適切な判断を行うことができます。

他の情報源と比較する

クチコミサイトやレビューサイトなど複数の情報源を参考にすることで、より客観的な評価を得ることができます。

たとえば、複数の情報源から同じような評価が出ている場合は、信頼性が高いと考えることができるでしょう。

過去の実績を確認する

過去の実績を確認することでも信頼性を評価することができます。

たとえば、実際に利用した人たちの口コミを参考にすることで、その商品やサービスの実力を客観的に評価することができます。

経験者の評価を参考にする

複数のサービスを利用してきた経験者の評価を参考にすることも有効です。

比較検討や、経験を持つ人の意見は、より客観的な視点からサービスを評価することができるでしょう。

以上のように、SNSの口コミで得られる情報を参考にする際には客観的な情報を重視することが重要です。

サポート内容を確認したり、他の情報源と比較したり、過去の実績を確認することで、より客観的な評価を行うことができるようになります。

評価基準を明確にする

「評価基準を明確にする」とは、自分が求めるサービスの特性や利用目的など、自分にとって重要なポイントを明確にすることです。

自分にとって重要なポイントを明確にすることで、口コミ情報を収集する際に自分が必要としている情報を集めることができ、より適切な判断ができるようになります。

たとえば介護の転職エージェントを利用する場合、自分にとって重要なポイントは以下のようなものが考えられます。

  1. 経験豊富なキャリアアドバイザーがいるかどうか
  2. 提供されるサポートの内容や範囲はどの程度か
  3. 求人数は多いか
  4. 顧客満足度の高いエージェントであるかどうか

自分にとって重要なポイントを明確にすることでそれに関する情報を集めることができ、より適切なエージェントを選ぶことができるようになります。

また、明確な評価基準を持っていることで、口コミ情報を収集する際にどの情報が重要であるかを判断することができ、より効率的に情報を収集することができます。

このように、自分にとって重要なポイントを見落とすことなく、より客観的に情報を収集し適切な判断を行うことができるように、評価基準を明確にすることは重要なのです。

まとめ

介護転職エージェントを選ぶ際には、SNSの口コミを参考にする人も多いと思います。

しかし、その信頼性には注意が必要です。

SNSの信頼性が低い理由には、以下の3つがあります。

SNSの口コミが信用しにくい理由

※クリックで該当箇所にジャンプできます

そうは言っても、SNSの投稿には本音が書かれることも多く、できることなら参考にしたいですよね。

そこで今回は、SNSの口コミの信頼性を確保するためのポイントを4つ挙げました。

口コミの信頼性を確保するためのポイント

以上のポイントを押さえることで、信頼性を高めることができます。

SNSで様々な情報を得ることが当たり前になってきている一方で、フェイクを見極める力も必要になってきている昨今。

嘘の情報に踊らされないように、本記事が参考になれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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この記事を書いた人

高齢者デイサービス、高齢者訪問介護を経て障害福祉業界に20年携わっています。
現在は、居宅介護の管理者 兼 相談支援専門員として活躍しています。
資格は介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)、相談支援専門員を所有しています。
介護業界に身を置いている経験から、現役介護職に向けて情報を発信しています。

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