- 第2部→介護職の転職活動完全ガイド②応募編
- 第3部→介護職の転職活動完全ガイド③面接編
- 第4部→介護職の転職活動完全ガイド④内定後~退職編
もう少し待遇の良い職場で働きたいな
ワークライフバランスを見直したい
など、介護職が転職を考える理由はいろいろあります。
しかしそれと同時に、
本当に転職活動をした方がいいのかな?
転職活動ってハードルが高いんじゃないかな…
なんてことを思っていませんか?
結論から言います。
99%の人は転職活動をした方がいい!
なぜなら転職活動はキャリアの健康診断であり、自分の現在位置を知ることだからです。
とはいえ、初めて転職活動をする場合は準備やスケジュールなど戸惑うことも多いですよね。
そこで今回は、転職3回、現役面接官の筆者が「転職に必要な準備」を全てお伝えします。
- 転職が必要な人・必要ない人
- 転職準備の全体像
- 転職のリスク・転職しないリスク
- 無駄のない情報収集のやり方
「今の職場で1年以上働いている人」は、ぜひ本記事の手順に沿って転職活動を進めてください。
- 介護業界20年、現役の居宅介護事業所管理者 兼 相談支援専門員が執筆。
- 持っている資格:ホームヘルパー2級、介護福祉士、ケアマネジャー、相談支援専門員
- 介護業界で面接を担当した人数は150名以上
- 介護業界で転職を3回経験
なぜ転職活動をするべきなのか?
そもそも転職活動をするべきかどうか?
冒頭でも結論づけましたが、99%の人は転職活動をするべきです。
なぜなら、転職活動をすることで知ることができる2つのことがあるからです。
- 今の自分のスキルと経験なら、どんな求人があるのか?
- 年収、ワークライフバランス、仕事内容が今の自分に最適かどうか?
これらを確認することで、自身のキャリアの健康診断を行います。
つまりは、今の自分が置かれている状況が適切かどうかを判断することができるのです。
これは実際に転職活動をして、他の企業の求人情報と比較してみないと分からないですよね。
ここでのポイントは、「転職」と「転職活動」は違うということです。
- 転職→現在の職場を退職して別の企業に就職すること
- 転職活動→今の自分のスキルや経験の市場価値を知ること
転職活動をするだけなら、ぶっちゃけ最短で3日あればできます。
自分の情報(仕事内容、希望)を整理するのに2日、転職エージェントとの相談で1日です。
例えば1年のうちに、この3日を作れない人はおそらくほとんどいないでしょう。
ですので、残りの1%は「3日が作れない人」とし、転職活動は難しいということになります。
つまり、99%の「3日が作れる人」は転職活動を通じて自分を知るべきなのです。
ぜひ自分の現在位置を知って、QOLを向上させましょう。
※関連記事>>>【介護職の転職】面接が怖くて転職活動に踏み出せない!という誤解からの脱却
実際に転職するべき?
転職活動が必要なのは理解できたけどさ…
例えば、仮に面接受かったらどうすればいいの?
今の職場を辞めなきゃダメじゃない?
うんうん、そういう風に考える人がほとんどだよね。
結論を言うと、
面接に受かってから考えればOK!
え!そうなの!?
そもそも、自分に合った求人を探すのも内定をとるのも結構大変だからね。
面接に受かった後のことを考えるより、今はまず自分の待遇が適切かどうか判断することに注力しましょう。
とはいえ、せっかく受かった面接ですから無下にしたくない気持ちも分かります。
そこで、事前に転職のリスクについてしっかりと理解しておきましょう。
転職するリスク
転職には、当然ある程度のリスクが伴います。
リスクを正しく理解して、より良い転職活動をしていきましょう。
転職することによるリスクは、以下の通りです。
- 人間関係のリスク
- 転職回数のリスク
- 待遇面のリスク
それぞれ説明していきます。
①人間関係のリスク
転職をするということは、当然今の職場を離れることになります。
新しい職場で、新たな人間関係を構築していかなければなりません。
しかしこれは、今の職場の人間関係を疎ましく思っている人にとっては「転職しないリスク」になります。
何をリスクとして捉えるかは、人それぞれということです。
②転職回数のリスク
日本ではまだまだ転職回数を気にする企業があることもリスクに挙げられます。
これから先、転職を繰り返すことになれば回数によっては気にする企業が少なからずあります。
しかし大切なのは転職の理由です。
後述しますが、転職の理由が理にかなっていれば良いのです。
しっかりと理由を面接で伝えることができれば、回数はそれほど気にしなくて良いでしょう。
③待遇面のリスク
転職先の情報が現在以上に分からないことが多いこともリスクとして挙げられます。
給与や環境面など、全てを期待ベースでしか考えられないためリスクを感じる人もいるでしょう。
このリスクを回避するためには、事前にできる限りの情報を集めることです。
情報を集める手段としてはHPを隅々まで閲覧したり、口コミや評判を調べるのも有効ですね。
しかし個人で情報を集めるのはどうしても表面的になりがちです。
そこでオススメするのが、内部情報は転職エージェントに聞くことです。
特に、業界特化のエージェントは内部情報まで知っている場合があります。
転職活動をする際には必ず登録することになるので、エージェントを通して情報を収集していきましょう。
おすすめの転職エージェントを知りたい!>>>【2022年11月】介護の求人・転職サイト比較おすすめ3選【体験レビュー】
ところで…
転職しないリスクもあるって知ってる?
ん?転職しないことで何のリスクがあるの?
転職しないリスク
転職しないことによるリスクは、以下の通りです。
- 転職を経験できない
- 現状を改善できない
- スキルアップできない
それぞれ説明していきます。
①転職を経験できない
ん?どゆこと?転職って経験しなきゃダメなの?
仮に65歳まで働くとすると、一般的に40年以上の仕事人生を送ることになります。
しかし企業はどうでしょう?
東京商工リサーチのデータによると、介護事業の倒産は年々増えています。
処遇改善加算の拡充で多少倒産は減ったものの、毎年どこかしらの介護事業者が倒産しています。
同じく東京商工リサーチのデータでは、介護事業に限りませんが倒産した企業の平均寿命は23.8年でした。(2021年)
つまり、どういうことかと言うと…
仕事人生において1度は転職する可能性が高いということ!
特に介護業界は離職率が高いですから、転職は当たり前ということです。
これからの時代、転職経験や転職スキルは立派なビジネススキルなのです。
転職初体験は早めに済ませておこうね!
要領は分かっておいた方がいいってことか!
②現状を改善できない
今の職場に不満がない人って、どのくらいいると思う?
介護労働安定センターによる介護労働実態調査(令和2年度)の結果、現状に不満が無い人は50%以下でした。
つまり2人に1人は何かしらの不満を抱いているのです。
その不満を解消するための手段のひとつが「転職」です。
もちろん転職だけが手段ではありませんから、他の方法で解決できるならOKです。
しかし他の方法での解決が難しい場合は、転職は有効な手段になるでしょう。
③スキルアップできない
介護業界にはいろいろな業態があります。
高齢者介護では訪問介護や入居施設、デイサービスなどがあります。
障害者支援では居宅介護や入所施設、生活介護、放課後等デイサービス、就労支援など高齢者介護より多くの業態があります。
業態によって求められるスキルには違いがあるんだ。
例えば障害者支援でいうと、障害の種類や身体状況によって大きな違いがあります。
知的障害の方に接するのと同じように身体障害の方に接することはできません。
さて、あなたはひとつの業態で十分なスキルアップを果たせるでしょうか?
答えは「NO」だよね!
もちろん、資格の取得によるスキルアップは同じ業態に居続けてもできるでしょう。
しかし経験だけは実際に働かないと得ることができません。
介護業界において重視されるのは、資格より経験です。
経験値を高めるには、転職していろいろな業態で働く必要があります。
転職について詳しく知るって大切なんだね!
なんだかイメージが変わってきたよ!
転職のメリット・デメリットに触れた記事があるよ。
読んでみてね!
転職のメリット・デメリットを知ろう>>>【実は20代が勝負!?】介護業界で転職するメリットとデメリット
転職のリスクについて理解できたかな?
次は、実際に転職するかどうか判断していこう。
転職する?しない?判断の基準とは?
それでは、実際に転職するかどうかを決めていきましょう。
判断基準は次の通りです。
- 転職によって改善できるポイントは?
- 転職することによる最悪な場合を想定
それぞれ解説していきます。
①転職によって改善できるポイントは?
まずは、今回の転職による改善したいポイントを固めていきましょう。
- 年収を上げる
- 知名度のある企業
- スキルを身につけたい
- 時間の融通が利く
- やりがいのある仕事内容
- 勤務地を選べる
- ワークライフバランス
- 職種
- 役職
- 職場の雰囲気
これらのうち、あなたが最優先したいポイントは何になりますか?
優先するポイントは、人によって違います。
例えば、年収が下がってもワークライフバランスを重視したい人もいれば、スキルを身につけるために遠い勤務地でも構わない人だっているでしょう。
そういったあなただけの最優先ポイントを、「転職の軸」といいます。
転職の軸の中でひとつでも改善できるようであれば、転職をした方がいいという判断になります。
②転職することによる最悪な場合を想定
しかし転職の軸に沿って判断したとしても、最悪の場合は想定しておきましょう。
最悪な場合とは、転職によって人生に致命的なダメージがある場合のことをいいます。
例えば、勤務地は近くなったけど年収が大きく下がり、子どもを育てられないとか住宅ローンを払えないような場合です。
これでは転職をすると生活が成り立たなくなってしまいますよね。
このように最悪な場合を想定しておき、人生に多大な影響が無ければ転職に踏み出しましょう。
転職の成功とは?
どのような結果であれば「転職は成功した」と言えるのでしょうか?
転職の成功とは、あなたの最優先事項を改善できる転職を果たすことです。
最優先事項は、前述した「転職の軸」です。
したがって、まずは「転職の軸」を明確にすることが大切になります。
「転職の軸」が明確ではない=「なぜ転職をするのか?」が曖昧
転職の理由が明確でないと、次のようなことが起きてしまいます。
- 企業を選べない
- 志望理由を語れない、薄っぺらい
- 仮に内定を取れたとしても決断できない
明確にするって、どういうこと?
そんなに難しいことなの?
明確にするというのは、具体的な数字で表すってことだよ。
例えば…
- 年収500万以上
- 勤務地は自宅から1時間以内
- 残業は1時間まで
など
なるほどね!
これはちゃんと考えなきゃだね。
もちろん、具体的にすべて果たすことができたら大成功です。
しかし現実はそう甘くありません。
少しでも確率を上げるためには、事前にやっておくべきことがあります。
転職活動の事前準備
転職を成功させるには、次のような準備が必要です。
- キャリアの棚卸し
- 情報収集
上記をそれぞれ解説していきますね。
①キャリアの棚卸し
キャリアの棚卸しとは、簡単に言うと「今までどのような仕事をしてきたか?」ということ。
これまでに説明してきた転職の軸→「自分が求めるもの」
キャリアの棚卸し→「自分が提供できるもの」
キャリアの棚卸しは、「事実」と「実績と解釈」の2つの項目を埋めていきます。
事実 | 実績と解釈 |
---|---|
在籍期間 規模 所属 業務内容 | 実績 工夫したこと 得られた成長 |
「事実」の項目は、絶対的な事実として考えずとも書けるはずです。
- 在籍期間:5年間
- 規模:社員20名、小規模
- 所属:訪問介護事業
- 業務内容:訪問介護、シフト作成、給付業務
このように具体的に、ありのままを書きましょう。
「実績と解釈」の項目は、自分なりの見方をまとめます。
- 実績:自分が管理職になってから2年連続で利用者満足度UP
- 工夫したこと:スタッフとのコミュニケーションとして1対1での面談を毎月実施
- 得られた成長:管理職になってからチームマネジメント力が向上した
このように、自身が取り組んだことや感じたことを書きましょう。
実績と解釈については、また後で見直すことになるので後回しでもかまいません。
なぜなら、志望する企業が決まってから「その企業が求める人物像」を狙いながら棚卸しをした方が効率的だからです。
「実績と解釈」は…
- 効率&スピード重視なら→後回しでOK
- 綿密&完璧を求めるなら→この段階で棚卸し
棚卸しが終わったら、次は情報収集だよ。
②情報収集
情報収集は転職活動の中で一番時間のかかる作業です。
できるだけ無駄なく効率的に情報を収集していきましょう。
情報収集の手順は、大きく分けると2ステップです。
転職エージェント、転職サイトを利用して自分の求める転職の軸を満たした企業をピックアップしていきます。
同時進行できる2~3社を絞り込みます。
それぞれ詳しく解説していくよ。
①目星をつける
まずは、企業の求人情報を見て目星をつけていきます。
利用するのは、「転職エージェントがいる求人サイト」と「自分で探す求人サイト」です。
結論から言うと、どちらも利用してください。
どちらもすべて無料で利用できますし、登録して損することは一切ありません。
まずは転職が初めてという人のために、両者の違いを比較してみましょう。
登録者ひとりひとりに担当者(転職エージェント)がついてくれて求人情報を紹介してくれます。
最初に住所、名前、連絡先などの基本情報を入力して登録します。
スマホからでも利用でき、登録は1分で終わります。
(例)マイナビエージェント、リクルートエージェント、dodaなど
一度は聞いたことのある会社ではないでしょうか。
転職エージェントのメリットとデメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
担当者がいるから楽(企業選び、書類&面接チェック) 条件の良い非公開求人を紹介してくれる | 担当者とのやり取りが発生する |
上記の通り、担当者とのやり取りで楽になる部分もあれば面倒な部分もあります。
しかし、条件の良い非公開の求人を紹介してもらえるのは大きなメリットですよね。
これらの無料サービスを利用して、まずは情報を収集して目星をつけていきましょう。
②絞り込む
目星をつけた企業の中から、最大3社くらいまで絞り込みます。
これは筆者の経験上、同時進行できる限界がおよそ3社くらいだったからです。
絞り込むときは、「今の会社より儲かっていそうな企業」を選んでいきましょう。
なぜなら転職によって待遇を良くしたいのですから、儲かっていないと待遇を良くできないからです。
今いる会社より儲かっている企業を狙おう!そうじゃないと待遇は良くならない!
求人サイトの賢い使い方
転職が初めての人はいろいろな求人を見て、目星をつけて絞っていくのは大変ですよね。
転職エージェントの方はプロですから、まずはプロに「自分の現在地は適正か?」を尋ねてみるのが賢い使い方です。
そういった点で個人的には業界特化型の転職エージェントの利用をオススメします。
業界特化型というのは、ここでいうと介護の求人に特化した転職エージェントです。
介護に特化した転職エージェントは元介護職の方や有資格者が主に在籍しているため、より適切なアドバイスを受けられるのが特長です。
(例)介護士の求人、募集は【きらケア】、介護職の就業・転職は介護専門求人サイトかいご畑、介護ワーカー、
使い方は、後述するおすすめの転職エージェント2~3社に登録して比較検討するだけです。
なんで2~3社も登録するの?
担当者によって違いがあるし、相性もあるからね。
比較検討するなら多すぎず、少なすぎない2~3社ってとこかな。
自分で探す求人サイトは、転職エージェントから紹介された求人を自分でも調べてみるような使い方でOKです。
転職エージェントも人間なので、ミスったときに使うようなイメージを持っておきましょう。
筆者の経験上、転職エージェント以上の求人を見つけることは至難の業です。
なぜなら転職とは、「自分が求めるもの」と「企業が求めるもの」のマッチングであり、「企業が求めるもの」の詳しい情報は転職エージェントが知っているからです。
なんで転職エージェントはそんな情報を知ってるの?
僕は会社で採用担当をしているんだけど、転職エージェントの方とよく打ち合わせをするんだ。
その中で、こちらが求める人物像を伝えてるんだよね。
なるほどね!
転職エージェントは橋渡し役なわけね!
それで採用に至ったら企業がエージェントにお金を払う、成果報酬型で成り立ってるんだよ。
エージェントもベストマッチングのために、できるだけ多くの情報を収集するわけね。
そうそう、そういうこと!
次は、実際に僕が利用した業界特化型の求人サイトを紹介しておくね。
おすすめ介護求人サイト
筆者が実際に利用した求人サイトは以下の3つです。
サイト名 | こんな人にオススメ | 公式サイトから無料登録 |
---|---|---|
レバウェル介護 | 介護の仕事の経験者で正社員の求人を探している人 キャリアを生かして今よりも好待遇の求人を探している人 | 介護の求人・転職・募集なら【レバウェル介護】 |
かいご畑 | これから介護の仕事を始める人 無資格で迷っている人 | 資格・経験を生かして好条件で転職 介護専門求人サイト【かいご畑】 |
ケアジョブ | 経験や資格を持っていてスキルアップをしたい人 職場の雰囲気など、より詳しい情報を事前に知りたい人 | 専門性を生かせる職場に転職できる【ケアジョブ】 |
それぞれ、もっと詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてね!
おすすめ求人サイトをもっと詳しく知りたい→【2022年11月】介護の求人・転職サイト比較おすすめ3選【体験レビュー】
ハローワークには行った方がいいの?
ハローワークに行くかどうかも悩んでるんだよね。
ハローワークね。
それは最終手段って感じかな。
そうなんだね。
なんで最終手段なの?
どうしてかというと、以下のような理由があるからだよ。
企業側が転職エージェントを使うのは結構お金がかかりますが、ハローワークは無料な上に国から補助金が出る場合もあります。
つまり、人材に投資する意識の低い企業が集まりやすいのです。
さらにハローワークで面談する人は公務員のため、民間企業で働いたことが無い可能性が高いです。
以上のことから、転職エージェントで見つからなかった場合に利用するのが良いでしょう。
求人サイトで見つかるように、頑張って準備しま~す。
そうだね、まずはそれを頑張ってみてね!
転職準備のまとめ
今回は、転職活動の準備について解説してきました。
最後に、大事なポイントをまとめます。
- 転職→現在の職場を退職して別の企業に就職すること
- 転職活動→今の自分のスキルや経験の市場価値を知ること
転職活動は、自身のキャリアの健康診断です。
つまりは、今の自分が置かれている状況が適切かどうかを判断することができるのです。
これは実際に転職活動をして、他の企業の求人情報と比較してみないと分かりません。
実際に転職するかどうかは、内定が取れてから考えればOKです。
- 人間関係のリスク
-
新たな人間関係を構築しなければいけない。
- 転職回数のリスク
-
転職回数が多いことを懸念する企業もある。
- 待遇面のリスク
-
給与や環境面などは期待ベースでしか考えられない。
- 転職を経験できない
-
仕事人生は40年以上、倒産した企業の寿命は平均23.8年。1度は転職を経験しておくと要領を得ることができる。
- 現状を改善できない
-
50%以上の人が現状に不満を抱いている。現状を変える有効な手段が「転職」。
- スキルアップできない
-
いろいろな業態を経験した方がスキルアップできる。
転職によってあなたが改善したい優先事項。
年収、勤務地、ワークライフバランス、役職など
転職の軸の中で、ひとつでも改善できることがあれば転職した方が良い結果になる可能性が高いです。
しかし、最悪の場合は想定しておきましょう。
人生に致命的なダメージを負う場合。
年収が下がり家族を養えない、住宅ローンが払えないなど
そのためには、転職の軸を明確にすることが大切です。
明確にするということは、できる限り数値化していくことです。
- 年収500万以上
- 勤務地は自宅から1時間以内
- 残業は1時間まで
など
転職の軸は「自分が求めるもの」、キャリアの棚卸しは「自分が提供できるもの」です。
自分が何を提供できるのか、「事実」と「実績と解釈」を埋めて棚卸しをしましょう。
事実 | 実績と解釈 |
---|---|
在籍期間 規模 所属 業務内容 | 実績 工夫したこと 得られた成長 |
棚卸しが終わったら、次は情報収集です。
情報を集めるには、転職サイトを利用します。
転職サイト2~3社に登録し、求人情報の目星をつけていきます。
どの転職サイトに登録するか迷っている人は>>>【2022年11月】介護の求人・転職サイト比較おすすめ3選【体験レビュー】
転職エージェントを上手に利用して、今の自分の待遇は適切かどうかを判断しながら情報を収集していきましょう。
求人情報を絞り込む際には、今働いている企業より儲かっている企業を絞り込んでいきましょう。
儲かっていないと、待遇を良くすることはできませんからね。
転職とは、「自分が求めるもの」と「企業が求めるもの」のマッチングです。
「企業が求めるもの」の詳しい情報は転職エージェントが知っています。
自分で探すより、紹介をメインにしてもらった方がマッチングの確率は高くなるでしょう。
企業側が転職エージェントを使うのは結構お金がかかりますが、ハローワークは無料な上に国から補助金が出る場合もあります。
つまり、人材に投資する意識の低い企業が集まりやすいのです。
さらにハローワークで面談する人は公務員のため、民間企業で働いたことが無い可能性が高いです。
以上のことから、転職エージェントで見つからなかった場合に利用するのが良いでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
本記事があなたの転職活動の一助になれば幸いです。
では、また!
福祉・介護ランキング
コメント