【現役採用担当が教える】介護職への転職面接チェックポイント年代別まとめ

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いよいよ明日は面接だよ~

かえるパパ

そういえば転職するんだっけ?頑張ってね!

何度もシミュレーションしたんだけど、しっかり答えられるか不安だなあ…

かえるパパ

それじゃ、気になるポイントをおさらいしておこうか。

介護職には転職が多く、20代で2~3回、10年以上で4~5回の転職は一般的と言えるでしょう。

かえるパパ

僕も3回転職してるよ。

しかし何度転職してても、面接は緊張しますよね。

面接時の回答次第で合否を左右しますから、落ち着いてしっかりと回答できるように準備しておくことが大切です。

そこで今回は、現役面接担当者が面接時に重要視されること求める人物像を年代別に解説します。

あなたの面接が失敗しないように、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んで欲しい人
  • 就職、転職の面接を受ける人
  • 面接に不安がある人

上記に当てはまる人にとって有益な記事ですので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の信頼性
  • 介護業界20年、現役の居宅介護事業所管理者 兼 相談支援専門員が執筆。
  • 持っている資格:ホームヘルパー2級、介護福祉士、ケアマネジャー、相談支援専門員
  • 介護業界で面接を担当した人数は150名以上
  • 介護業界で転職を3回経験
クリックできる目次

20代の転職の面接チェックポイント

まずは、20代の人が面接を受けるときのチェックポイントをご覧ください。

20代の人が面接を受けるときのチェックポイント
  • 経験よりも将来性
  • 学生時代のエピソード
  • 成し遂げたいこと

上記をそれぞれ、解説していきます。

経験よりも将来性

当然、20代の人はまだ社会人歴が浅く、経験してきたことにも限りがあります。

したがって、「経験を活かして何をするか」ではなく「将来的にどのようなキャリアを築いていこうと考えているか」に注目されます。

面接を受ける企業をしっかりと下調べして、企業が求めることとうまくマッチングするようなキャリアプランを持ちましょう。

訪問系のキャリアプラン例を知りたい→「現場を極める道」「マネジメントの道

学生時代のエピソード

社会人経験が浅いのは年齢的に当たり前です。

その代わり、学生時代に経験したことに注目します。

  • 学生時代に何を頑張ったか?
  • どんな困難があり、どのように解決したか?
  • 人とはどのように付き合ってきたか?

主にこのような内容に注目されます。

学生時代に何をどれだけ頑張ったか、アピールできることがあれば伝えるようにしましょう。

仕事で困難なことがあった時に、どれだけ頑張れるかを判断する材料になります。

成し遂げたいこと

介護の仕事を通して、何を成し遂げたいかを伝えましょう。

言い換えると、「なぜ介護の仕事に就くと決めたのか?」ということです。

介護の仕事のモチベーションを判断できますし、気分によって浮き沈みしないかの判断にもなります。

ここでは「社会を構成する一員として」成し遂げたいことをアピールします。

社会的意義社会貢献といった視点で話せると好印象です。

「介護の仕事で高齢者(または障害者)の生活を支援し、誰もが助け合って安心して暮らせる地域社会を実現したいです。」

こんな感じの割とスケールが大きめのことでも、自身の言葉で伝えられるようにしましょう。

かえるパパ

理想を語れる人は魅力的だよね。

続いて、30代のチェックポイントです。

30代の転職の面接チェックポイント

30代というと、一般的に社会人経験10年以上の人です。

これからますます仕事に精を出そう、という年代ですよね。

そんな30代のチェックポイントはこちらです。

30代の人が面接を受けるときのチェックポイント
  • 課題解決能力
  • リーダーシップ
  • 感情のコントロール

それぞれ、解説していきましょう。

課題解決能力

30代になると、今までの社会人経験が大切になってきます。

その中でも、業務の改善や工夫をしたことがあれば積極的にアピールしましょう。

いわゆる課題を見つけ出して解決する能力があるのかを、経験から判断していきます。

介護の仕事は、特に利用者の課題を見つけて解決することが大切です。

経験専門的視点をもって課題の発見をすることが第一歩ですから、そのあたりをうまくアピールできると良いでしょう。

リーダーシップ

介護の資格で考えてみると、無資格から働き始めたとしても実務経験3年以上で介護福祉士の受験資格を得ることができます。

試験に合格して介護福祉士を取得すると、現場のリーダーになれる要件を満たします。

つまり、30代の人に求められることのひとつに「現場のリーダーになれる」ことが挙げられらます。

しかしリーダーになれるといっても、資格だけでは中々難しいのが現実。

大切なのは、資格✖経験の掛け算です。

転職を有利にすすめるためにも早々に介護福祉士を取得し、30代前半までにリーダーを経験しておくことが大事になります。

面接では、リーダーの経験を話せるようにしておきましょう。

感情のコントロール

介護の仕事では、理不尽なことに直面することが少なからずあります。

理不尽なことに対して感情的にならず、冷静に対処できる能力が非常に大切になってきます。

筆者が面接を担当するときは、少しだけ意地悪な質問をすることにしています。

そういった質問の後の、一瞬の表情の変化をチェックします。

大半の人はあまり表情の変化はありません。

しかし中には大きく表情を変える、感情のコントロールが苦手な人もいます。

怖っ!そんなこと見られてるの!?

かえるパパ

いやこれは僕のやり方ね。
面接官によっていろいろな方法を使うから、油断はできないよ。

以上が30代の人のチェックポイントです。

お次は、40代の人のチェックポイントをみていきましょう。

40代の転職の面接チェックポイント

40代となると、20年以上介護職として経験を積んでいる人もいます。

介護職でなくても、それなりの社会人経験を積んでいるものとして見られます。

40代の人が面接を受けるときのチェックポイント
  • 40代の体力
  • マネジメント能力
  • これからのキャリアプラン

それぞれ、解説していきましょう。

40代の体力

40代ともなると、徐々に体力が落ちてくる年代です。

介助は技術がモノを言いますが、それでもどうしても体力勝負な場面があります。

そういった仕事を任せられるかどうかは重要なポイントです。

かえるパパ

僕も40代だあ。

40代で転職したとしても、最初に覚えることは現場仕事です。

当然、体力仕事は避けて通れません。

これまでの自己管理体力の維持が問われる、というわけです。

かえるパパ

でも無理は禁物だからね。
厳しいようなら素直に申告してね。

マネジメント能力

ここでいうマネジメント能力は、管理職の能力と言い換えても良いです。

40代の人は、一定規模のチームをまとめることができる管理職として活躍できる人材であることが求められます。

管理職の役割とは?
  • 経営理念を現場レベルに落とし込み遂行する
  • チームをまとめて会社を盛り立てる
  • コミュニケーションを円滑にする

面接では、上記の役割を果たせることをアピールしていきましょう。

これまでに管理職の経験が無い人も、役割を理解しておくことが大切です。

これからのキャリアプラン

40代というと、生涯の仕事人生の折り返し地点です。

前述した通り体力的には衰えてきますが、それでも給料はそれなりに貰いたいと思いますよね。

そこで大切になるのが、これからのキャリアプランです。

例えば、「ずっと現場で仕事をしたい」「経営に関わっていきたい」「ケアマネジメントをしていきたい」などの、あなたなりのビジョンを持っておきましょう。

面接では、あなたのビジョン組織が求める人材のすり合わせをします。

その際は自分がしたいことだけではなく、あなたがプラン通りに働くことで組織にどのような利益をもたらすかを伝えましょう。

「自分の成長につながる」「勉強になる」と言えるのは20代~30代前半までです。

「成長や勉強を経て、組織や社会にあなたが貢献できることは何ですか?」

かえるパパ

過去に転職エージェントにこう言われたんだけど、かなりぶっ刺さったよね(笑)

40代の転職のチェックポイントは以上になります。

最後に、20代~40代に共通するチェックポイントをお伝えします。

20代~40代の転職の共通チェックポイント

ここからは、年齢に関わらず押さえておきたいチェックポイントです。

共通チェックポイント
  • 清潔感
  • 前職を辞めた経緯
  • 志望動機
  • 自己分析
  • 人柄

どれも定型ではありますが、最も基本的なことで大切なことです。

しっかりとポイントを押さえておきましょう。

清潔感

介護の仕事は人と接する仕事です。

清潔感が無いと、利用者だけでなく周りのスタッフも不快にさせてしまいます

特に施設系の場合、毎日のように入浴介助をすることがあります。

見た目だけでなく、匂いなどにも気を遣いましょう。

前職を辞めた経緯

なぜ前職を辞めるに至ったかは、かなり重要な項目です。

理由によっては採用の可否を左右します。

CHECK!

マイナス評価にならない転職理由とは?→押さえておきたい3つの転職理由

上記の記事でも書かれているように、前向きな理由であればマイナス評価にはなりません。

対して、人間関係の悪化などのネガティブな理由ですと企業側からは、

うちで働いても同じことが起きるかもしれない

と、思われてしまいます。

ポジティブな理由を伝えることが高評価のポイントです。

志望動機

介護の転職での志望動機で多いのは、

  • 人の役に立ちたい
  • 社会貢献できる

といった内容の動機を話す人です。

え、ダメなの?

これらは、「介護の仕事を選んだ理由」であって「その企業を選んだ理由」ではありません。

かえるパパ

介護業界以外では当たり前なんだけど、なぜか介護業界では多いんだよね。

事前にしっかりとHP等を確認し、面接を受ける企業の理念や取り組みを理解しましょう。

そして、理念にマッチするような志望動機を考えておくことが必要です。

自己分析

転職活動における自己分析とは、「自分の特徴や長所・短所、価値観を把握・分析することで自身の『強み』を見いだすこと」です。

これができていないと、入社してからどのような活躍をできるのかのイメージを企業側が持つことができません。

強みといっても、「明るく元気」や「責任感がある」などの抽象的な表現は避けましょう。

自身のエピソードを交えながら具体的に「その経験や強みがどのような業務に活かせるのか?どのような価値を提供できるのか?」を話せるようにしておきましょう。

人柄

介護の仕事に限ったことではありませんが、組織の一員である以上コミュニケーションが欠かせません。

周囲のスタッフと仕事を円滑にすすめるために、人柄や人間性は重視したいポイントです。

  • 人の悪口を言わない
  • 言葉遣いが丁寧
  • 感情的にならない
  • 苦手な人がいない
  • 責任感がある

このような人は、周囲から好かれチームの雰囲気をプラスに変化させてくれます。

転職のチェックポイントまとめ

今回は、各年代における転職の面接のチェックポイントを解説しました。

20代の人が面接を受けるときのチェックポイント
  • 経験よりも将来性
  • 学生時代のエピソード
  • 成し遂げたいこと
30代の人が面接を受けるときのチェックポイント
  • 課題解決能力
  • リーダーシップ
  • 感情のコントロール
40代の人が面接を受けるときのチェックポイント
  • 40代の体力
  • マネジメント能力
  • これからのキャリアプラン
各年代の共通チェックポイント
  • 清潔感
  • 前職を辞めた経緯
  • 志望動機
  • 自己分析
  • 人柄

入社後のミスマッチを防ぐためにも、しっかりとポイントを押さえて面接に挑みましょう。

本記事は以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事が、あなたの転職面接の成功のお役に立てたら嬉しいです。

かえるパパ

では、また!

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この記事を書いた人

高齢者デイサービス、高齢者訪問介護を経て障害福祉業界に20年携わっています。
現在は、居宅介護の管理者 兼 相談支援専門員として活躍しています。
資格は介護福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)、相談支援専門員を所有しています。
介護業界に身を置いている経験から、現役介護職に向けて情報を発信しています。

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